北海道国際交流センター(HIF、飯田浩二代表理事)は2、3月の毎週金曜の午前10時半から、米国の大学生と道南の市民がインターネットのビデオ会議アプリ「Zoom」を使って交流する「HIF日本語&英語テーブル」を開く。(金子真人)
世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、HIFが1986年から毎年主催している「日本語日本文化講座夏期セミナー」が昨年初めて中止になった。同セミナーは、米国の大学生が道南の家庭にホームステイして日本語を学ぶもの。コロナ禍が長引き、対面での異文化交流が難しくなる中、昨年8月に地域の高校生と米国の大学生による「オンラインHIFラウンジ」を企画するなどインターネットを活用した交流事業に力を入れている。
米国からの参加者は大学で日本の語学や文化を学んでいる学生で、一定以上の日本語能力を持つ。同企画では日本と米国の参加者で3~4人のグループをつくり、住んでいる街や趣味など設けられたテーマについて15分間会話する。グループを変えて3回行うが、1、2回目は日本語のみ、3回目は英語のみまたは日本語のみを選べる。
参加無料、申し込みは希望日の4日前まで。基本的に自宅から参加するが、「Zoom」の使い方が分からない人などはHIF(函館市元町)からも参加できる。また、2月27日と3月20日(いずれも土曜)の午前10時からも実施する。
HIFの櫻坂麻規子さんは「日本語のみのテーブルも選択できるので、英語のレベルを問わず、幅広い年代や家族同士で参加し、米国の大学生との会話を楽しんでほしい」と呼び掛けている。問い合わせはHIF(0138・22・0770)へ。