北方領土の日(2月7日)の特別啓発期間が21日に始まるのに合わせ、北方領土復帰期成同盟渡島地方支部(村上幸輝支部長)は、恒例の署名活動やイベントを開催し、返還要求運動の機運を高める。
特別啓発期間は、2月20日までの1カ月。支部の役員や協力員が渡島管内の自治体、企業を巡り、返還要求運動の署名協力を要請するキャラバンを28日から実施する。管内の各市町や企業約100カ所を巡る。
2月15、16の両日は、イトーヨーカドー函館店(美原1)で啓発イベント「北方領土おしま祭」を開く。合唱や手品など地域団体のアトラクションや、ふわふわドームの設置、啓発キャラクター「エリカちゃん」などゆるキャラの握手会・撮影会も予定している。両日とも午前10時半~午後4時。
27日~2月7日は渡島総合振興局で北方領土パネル展を開く。「はこだてフードフェスタ」が開かれる2月22日も、会場の函館アリーナで署名活動を行う。
同支部の村上幸義事務局長は「特に若者に運動の趣旨を理解してもらうよう取り組みを進めたい」と話している。(鈴木 潤)