渡島総合振興局は、若者の未婚・晩婚化を食い止めるため、既婚者の体験談100通を集めた小冊子「結婚・子育てしあわせエピソード」を作った。結婚や子育ての心温まる話を紹介しており、少子化問題の解決に役立てたい考えだ。
同振興局の若手女性職員グループが発案、昨年度の独自事業として3月に発行した。「結婚」と「子育て」の2部門あり、結婚に41通、子育てに59通が集まった。投稿者は10~50代の延べ69人。昨年10~11月に募集したところ、道外や海外からの応募もあったという。
結婚では「日々の生活の中で、絶対的な自分の味方がいると感じられる」「互いの長所・短所を補いつつ、楽しく生活」など夫婦関係の素晴らしさをつづっている。子育てでは「今までできなかったことができるようになったとき、幸せを感じる」「自分より、もっと大切なものができた」など、家族で喜びを共有した瞬間を表現している。
A5判16ページ、オールカラーで3000部作成。婚活事業を行っている自治体や団体、渡島管内の大学、短大などに配布する。同振興局地域政策課は「独身者が結婚や子育てに前向きなイメージを持つきっかけになれば。同じ世代のエピソードだと共感しやすいので、ぜひ読んでほしい」としている。同振興局ホームページでも閲覧できる。
問い合わせは同課(☎0138・47・9429)へ。(山崎大和)