道南いさりび鉄道沿線で6、7月に開催した「はこだてトリエンナーレ みなみ北海道を旅する芸術祭」(はこトリ)の第18回日本鉄道賞特別賞受賞を記念した祝賀&感謝の会が25日、函館市大手町の「カフェ&デリ マルセン」で開かれた。
3年に1度開催するはこトリは、今年はいさ鉄沿線2市1町に展示会場を設け、道内外のアーティストが出展。駅舎やいさ鉄車両自体も展示場所となり、乗車を促す取り組みが風景、人との出会いの創出につながると評価され 「旅とアートの融合による地域の未来創造」特別賞を受賞した。
表彰式は都内で15日に行われ、主催の実行委とハコダテプラス、事業に協力したいさ鉄の3者にそれぞれ賞状と盾が贈られ、実行委の紀あささんらが式の様子を報告した。
受賞についてハコダテプラスの池井一季代表は「素晴らしい賞をいただいた。いさ鉄さんがあって、いろいろな人が関わって成功したイベント」と喜ぶ。いさ鉄運輸部の勝又康郎専任部長は「函館地域の新しい魅力の側面を生み出したきっかけになったのではないか。地域の子どもたちもその輪に入ったのも良かった」と話していた。(今井正一)