7月7日開催の「2019函館マラソン」に向け、函館マラソン大会実行委は6日、函館短大付設調理製菓専門学校でエイドステーション(休憩所)で提供するフードなどの試食会を開いた。ガゴメコンブを使い、スープ感覚で飲める「がごめいかソーメン」(第12エイド)など多彩な16種類のメニューが並び、関係者50人が試食した。
函館マラソンは道南の豊富な食を提供するのが大きな魅力となっており、今年の大会ではエイド14カ所のうち、走行中に6カ所でフードを出す。試食会は関係者が一堂に会して味や形状を共有するのが狙い。試食に先立ち、天狗堂宝船(七飯町)の千葉仁社長が「昨年より成功裏に終わるよう皆さん頑張ろう」とあいさつした。
函館朝市協同組合連合会が提供する朝市海鮮丼は、ホタテの炊き込みご飯の上にウニ、イクラ、カニを載せた豪華な一口サイズ。昨年は丼にイカとガゴメも載せていたが、今年は分離し食べやすくした。船岡聡副理事長は、がごめいかソーメンについて「イカとガゴメを合わせスープ替わりにした。片手で食べられる」と話した。
このほか、マラソンラーメン研究会が作る「本格的はこだて冷やし塩ラーメン」は低糖質麺を使い、ランナーの体の負担を考慮。おなじみのメロンや一口サイズのチーズケーキ、ようかんなどもあり、道南の食材に舌鼓を打った。(山崎大和)