函館市と函館商工会議所、婚活支援事業を展開するNPO法人「はこだて出会いサポートセンター ジュノール」は19日、結婚支援に関する協定を締結した。若い世代の出会いのきっかけ作りなどに連携して取り組み、人口減少の抑制につなげる。
協定には、市が若者の出会い創出を目的に取り組む交流事業や、同法人が主催する各種イベントに関し、三者が協力して周知に努める内容などを記載。締結式に出席した中林重雄副市長と村瀬充副会頭、同法人の渡邉友子理事長が署名した。
ジュノールは全国に8カ所拠点があり、函館は2018年5月に開所。同法人によると、現在の会員数は93人で、お見合いなどを通じて10組が交際に発展したという。
同法人は今後、道南の他の自治体とも協定を結ぶ考え。渡邉理事長は「行政、経済機関と連携し、地域の人と情報共有しながら、人口減少や少子化にブレーキをかけられるよう貢献したい」と話した。(山田大輔)