【北斗】市公認のご当地アイドルグループ「北斗夢学院・桜組」が3月31日、新函館北斗駅前でラストライブを行った。メンバー3人は最後まで全力のパフォーマンスを繰り広げ、解散を惜しむファンの声援を受けながら、5年間の活動に幕を下ろした。
桜組は2011年5月に北斗市と函館市在住の女子中高生5人で結成。現メンバーは萌花(20)、あすか(17)と、菜月(17)の3人で、道南地域のイベントなどに数多く参加してきた。北斗市や北海道新幹線開業PRのために全国各地でもライブ活動を繰り広げ、ファン層も拡大していったが、メンバーそれぞれの夢の実現のために3月いっぱいで解散することになった。
新函館北斗駅前で行われている「北斗おもてなし祭り」のゲストとして登場。全国から駆け付けたファンや観光客らが大勢見守る中、「北斗へGO!」など7曲を披露。さらにアンコールに応えて「桜ダイアモンド」など3曲を熱唱した。また、北斗市の観光PRに貢献したとして、高谷寿峰市長から花束が贈呈された。
ライブを終え、リーダーの萌花は「桜組がここまで成長できたのは皆さんの応援のおかげ。このステージに立てたことを誇りに思っている」と最後のメッセージを伝えた。
ラストライブのために埼玉県から新幹線で訪れた会社員の新井秀典さん(41)は「桜組と出会わなければ、道南を訪れることはなかった。最後の勇姿を見届けることができて感無量」と話していた。(小川俊之)