【七飯】峠下小学校(西谷さおり校長)で5日、8時間耐久のミニバレーボール大会が開かれた。毎年ソフトボールだったが今年は雨天のため、初めてミニバレーになり、峠下チームと仁山チームに分かれて熱戦を繰り広げた。夜は同校おやじの会が花火大会を企画。地域ぐるみで夏の思い出を作った。
峠下連合町内会(松田勇一会長)主催。住民の親睦を深めようと、8月8日に始めたことを機に、現在は8月の第1日曜の行事になっている。
同校の児童や教職員、保護者、地域住民ら約100人が参加。両チーム4人ずつコートに入り、選手交代しながら100点先取で競った。子どもから大人まで一緒に汗を流し、ミスしても笑い合って和気あいあいと楽しんだ。
7回試合し、峠下が4勝、仁山が3勝。総得点は峠下が655点、仁山が654点と1点差の接戦の末、峠下が優勝した。松田会長は「初めてのミニバレーだが盛り上がって良かった。子どもたちが増えてくれれば」、西谷校長は「この大会で地域全体の絆が深まり、学校行事に参加してくれる人も多い。学校は地域の皆さんの力が大きいのでありがたい」と話していた。
演出凝らし花火も
おやじの会(中村洋助会長)は5年前に発足し、花火は今年で4回目。メンバー17人の半数が消防団に所属し、花火を扱える「臨時煙火消費保安手帳」の交付を受けるなど安全に気を配って開催している。
メンバーがお笑い芸人などに扮(ふん)して打ち上げ前のムードを盛り上げ、大玉やスターマインが空に大輪を咲かせた。中村会長は「子どもを喜ばせるとともに、日頃から子どもを育ててくださっている地域の方や先生への感謝を込めた」とにっこり。初代会長の澤田直人さんは「始めた時は4年も続くと思っていなかった。これからも恒例にしていってくれれば」と目を細める。
子どもたちも歓声を上げ、6年の澤田千乃さん(11)は「面白い演出で楽しめた。今年で卒業だけど来年も遊びに来たい」と話していた。(稲船優香)