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技能実習生との交流楽しんで 函教大生ら呼び掛け

 道教育大函館校の「函館国際化プロジェクト」と函館市は24日、函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)で、函館在住の技能実習生と一般市民の交流会を開催する。ベトナム出身の技能実習生と会話する「異文化カフェ」、レクリエーションで一緒に遊びながら海外の言葉や文化に触れ、実習生側から見た函館の印象なども聞くことができる。入退場自由で、準備を進める同プロジェクトの学生たちは幅広い参加を呼び掛けている。
 藤巻秀樹教授が担当する同プロジェクトは、外国人目線で函館の国際化を考え、外国人にとって住みやすい地域のあり方などを研究。2015~17年に函館や近郊に住む外国人121人から生活ニーズを聞き取り、このうちベトナム、中国出身の技能実習生8人にも聞いた。
 その中で、日本人との交流の場を求める声が集まり、水産加工業などで函館の産業を支える技能実習生の存在を知り、地域で受け入れる姿勢を示す必要性を指摘。市の協力を得ながら交流会の開催に至った。
 交流会には主にベトナム出身の技能実習生8人と函館で日本語を教える4人が参加。異文化カフェは学生、高齢者と幅広い層の一般市民が集い、ベトナムコーヒーやお菓子をつまみながら仕事や趣味など日常会話を楽しんだり、函館の印象、おすすめスポットなどを教え合ったりする。通訳がいるため、語学に自信がなくても参加可能。
 合間にはけん玉やおはじきなどの日本の昔遊びで交流するほか、日常会話をベトナム語表記したかるたを用意し、遊びながら両国の語学を理解し合う。かるた遊びを考えた3年の金澤美寿紀さん(20)は「かるたは輪になって遊べて、ベトナムの文化も尊重できる」と話す。会場では、ベトナムの国の情報や技能実習生の函館での役割などを紹介するパネル展示、最後にうちわの装飾体験をして思い出を作る。
 プロジェクトの学生6人が昨年12月ごろから準備を進めており、佐藤将太さん(21)は「外国人の実習生は首都圏などに多いと思っていたが、身近に300人弱もいると知り、函館の人たちにも隔たりを感じずに実習生の存在を知ってほしい」、佐々木俊介さん(20)も「今後技能実習生の在住期間が長くなると考えられ、交流会では日本語で話しながら外国人との触れ合いを楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。
 午後2時~同5時で、参加無料。問い合わせは北海道国際交流センター(HIF、0138・22・0770)へ。(蝦名達也)










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