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港町に再生の可能性 元未来大教授・鈴木さん新刊出版

 元公立はこだて未来大教授の鈴木克也さん(75)=神奈川県鎌倉市在住=が編著した「新しい港町文化とまちづくり」(エコハ出版)が、9月1日に出版される。函館、小樽、釧路をモデルに港町の在り方を探るとともに、平成30年代前半の事業完了を目指す若松地区の旅客船専用埠頭(ふとう)整備を「北海道新幹線開業に次ぐビッグイベント」と位置付け、まちづくりの課題を指摘している。
 鈴木さんは2011年3月まで未来大教授を務め、現在はエコハ出版を運営する「企業組合クリエイティブ・ユニット」の代表。
 北前船交易で栄えた港町は各地の文化を受け入れて発展。モータリゼーションや郊外化で人々の港への意識が薄れたが、函館と小樽、釧路は港が経済や観光などで役割を果たしており「都市部への人口、情報集中には限界が来ている。新たな視点で見れば、地方の港町に再生の可能性がある」(鈴木さん)としている。
 著書では北前船寄港の意義や北洋漁業など歴史的背景から港町文化の源流を探り、釧路、小樽のまちづくりを紹介。北海道新幹線開業以後の函館観光の課題にも触れている。
 新埠頭整備に向けては、JR函館駅前や大門、開港通りなどの整備状況を示した上で、市内に点在する「海と国際化」に関する資料にストーリー性を持たせて展示する「開港博物館」、世界の物産を集める「異国物産館」の新設など、国際化の視点から提言している。
 鈴木さんは「新幹線開業を機に函館には追い風が吹いている。市民の中には『何も変わらない』と思う人もいるかもしれないが、埠頭整備という大きなチャンスを生かすには市民意識が重要」と話している。
 A5判193ページ。税抜き2000円。函館の書店やネット通販で販売する。(稲船優香)










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