NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は14日、今年の第30回公演に向け、函館アリーナで総決起集会を開いた。出演者やスタッフ約40人が集まり、記念公演にふさわしい珠玉の舞台を届けることを誓った。
中村理事長は「本公演まで、あと2カ月。観客に感動を与えられるよう頑張っていきたい」とあいさつ。舞台監督の浦田真希さんが「観客をアッと言わせる舞台をつくるとともに、演じている私たちが楽しんで思いを伝えたい」と決意表明した。
メンバー紹介では、せりふやダンス、殺陣(たて)、裏方のチームごとに意気込みを話した。最後に参加者全員で野外劇のフィナーレを飾る「星のまちHAKODATE」を合唱し、意思統一を図った。
集会に前後し、3月に続いて2回目となるダンスとせりふ読みのワークショップも行った。
今年の公演日程は、五稜郭公園の一の橋広場で7月14日~8月12日の金・土曜に計8回開き、函館の歴史絵巻を壮大なスケールで演じる。(山崎大和)