【七飯】プリンスホテル(東京、赤坂茂好社長)は、町西大沼のゴルフ場「北海道カントリークラブ」(春山新悟支配人)にクラブハウスを新設し、24日から営業を開始した。また、同ゴルフ場は6月1日に「プリンスコース」をリニューアルオープンする。
同コースは1976年に「函館大沼プリンスゴルフコース」として開場。戦略性の高いコースとして好評だったが、2007年11月から経営の立て直しなどを理由に休止していた。16年3月の北海道新幹線開業により観光需要の高まりを見込み、再開が決定。15年5月に起工式を行い、女性、シニア、ビギナー、外国人観光客とさまざまな層が楽めるホールレイアウトとした。名称を変更するとともに、要望の多かったクラブハウスを新設した。総工費は約19億円。同ゴルフ場は「大沼コース」と合わせて18ホール2コースとなる。
23日には関係者約150人を招いて内覧会を開き、西武ホールディングスの後藤高志社長らがテープカットを行った。後藤社長は取材に対し「大沼は日本を代表するリゾート地。環境に配慮したゴルフ場と女性も安心して利用できるクラブハウスで、道新幹線利用者らを呼び込みたい」と話した。また冬場の観光客減について「1年を通じてリゾート利用ができることを考え、地域に貢献したい」とした。
クラブハウスは、女性用ロッカールームにイオンスチーマーを完備したパウダールームを用意。2階レストランは「大空」をテーマに自然光を取り入れ、空に近い開放感を演出。最大100人が利用できるコンペルームも設けている。(山崎純一)