【七飯】2月6、7日に開催する「第50回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)で使用する氷の切り出し作業が26日、大沼国定公園の東大島付近の湖面で始まった。今月中にジャンボ滑り台などに使用する約2400枚を切り出す。
今冬は気温が高く推移し、さらに18日ごろの大雪の影響で氷の透明度は良くないものの、厚さは約40センチとなった。
作業開始は昨年より2日早く、実行委スタッフ約15人が行った。湖面に積もっていた雪を払い、そりのブレードで目印となる60センチ四方の溝を付け、電動のこぎりで氷を切り出した。1枚の重さは約80キロ。専用の氷ばさみで引き上げ、重機で会場に運搬した。氷は主に長さ20メートルの滑り台に敷き詰められる。
担当する松井元さん(68)は「シャーベット状ではあるが、イベントで楽しんでもらえるように準備をしたい」と話した。(山崎純一)