函館市は8日、航空・空港業界の魅力を伝え、人材の確保を目指す職場見学会「2025函館空港お仕事フェスタ」を初めて開いた。空港の仕事に興味がある高校生から社会人が、職場見学や各社の社員から業務の内容説明を受けた。
3階レセプションルームでの説明会には、空港内でのグランドハンドリング(地上支援)やカウンター業務、保安検査、航空機への給油に加え、空港運営業務を行う5社の担当者が業務内容を説明し、参加者からの質問や相談に応じていた。
職場見学会では、参加者は普段立ち入ることのできない空港内の制限エリア内で、職員から説明を受けながら、着陸した航空機を駐機場へと導く「マーシャラー」による誘導作業を見学。貨物の積み下ろしや、航空機への給油作業などの作業を間近で見入っていた。
見学会に参加した遺愛女子高2年の荘司涼葉さん(17)は「航空の仕事やグランドハンドリングに関心があり、参加した。仕事を間近で見ることができ、とてもためになった」と話していた。(市丸和秀)