冬型の気圧配置が緩んだ影響で、23日は函館市で最高気温6・5度と、3月中旬並みの暖かな一日となった。函館市の五稜郭公園ではサクラの木の剪定(せんてい)作業が盛んに行われ、春に美しい花びらを咲かせようと職人たちが奮闘している。
同公園には約1500本のソメイヨシノが植えられ、道南有数のサクラの名所として親しまれている。剪定は不要な枝のほか、てんぐ巣病などにかかった枝を切り落とし、健康な枝に栄養を行き渡らせるのが目的で、毎年冬に欠かせない作業。今シーズンは昨年12月16日から実施している。
この日は函館造園建設業協同組合に所属する3社の職員が、午前中から市中央図書館前で作業。チェーンソーやのこぎりを使って手際よく枝を切り落としていた。
なお、同公園管理事務所では切り落とした枝の配布は行っていない。(千葉卓陽)