ロックバンドGLAYのTERUさんと、親交のある美術家ら5人の合同展示会「HAKODATE ART EXHIBITION 2025 DREAMY」が23~27日、函館市豊川町のBAYはこだて(旧ベイサイドレストランみなとの森)で開かれる。23年の3人展に続き函館出身のカメラマンらが加わり、函館愛に満ちた絵画など計48点を紹介する。
アートを通じて函館を盛り上げたいと願うTERUさんが開催を目標とする「函館ビエンナーレ芸術祭」に向け実施した3人展から少しずつ規模を拡大しようと5人展とした。前回も参加した建築家でアート作家TAKUMIさん、函館在住の画家藤倉朱里さんと、函館出身のカメラマン大石祐介さん、イラストレーターkkworld kumiさんが参加した。
TERUさんは函館をイメージした深い青を背景に郷土愛を込めた白い文字が生き生きとしている。TAKUMIさんはさまざまな画材で海のある街函館を表現。藤倉さんは好きなキリンをモチーフに喜怒哀楽と「無」の感情を込めた抽象画を出展。大石さんは自身の写真を使用し、視覚的に多彩な楽しみを感じさせるコラージュ。kumiさんは癒やしにあふれる店などを優しいタッチで描いている。
TERUさんは「描き方など刺激し合うことで作風が進化している。函館を愛する5人それぞれの作品を楽しんでほしい」と話し、来場を呼び掛ける。
入場無料。鑑賞は45分の入れ替え制で1日9回開催。入場整理券はGLAY公式サイトで申し込みでき、空き具合によっては当日受け付けも可能。詳しくは同サイトで。(山崎純一)