北海道付近に南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、20日の渡島・桧山地方は3月中旬~4月上旬並みの暖かさとなった。各地の最高気温は松前町8・6度、八雲町熊石8・2度、江差町8・0度、函館市美原6・3度。二十四節気では1年で寒さが最も厳しいとされる「大寒」だったが、日差しもあったことで穏やかな一日となった。
函館市内では前日に雨が降った影響もあり、道路などに積もっていた雪は解けて足場が悪い状況となった。函館朝市などに近い豊川埠頭(ふとう)周辺では、港や函館山を眺めようとする観光客が訪れたが、中には足元が濡れるためすぐに引き返す人も見られた。
札幌管区気象台によると、道内では26日ごろからの5日間の平均気温が平年より2・5度以上高くなる恐れがあるとしている。(山崎純一)