【森】尾白内小学校（井上嗣仁校長、児童６２人）で５日、運動会が行われた。この日のために練習を重ねてきた児童らのはつらつとした姿が披露され、同校伝統の「花自転車」が今年も運動会に華を添えた。
開会式で優勝旗が返還され、井上校長や梶谷恵造町長が児童らを激励。児童会副会長の東楓さん（６年）が「たとえ転んでも、引き離されても、会場の皆さんに感動の走りを届けましょう」とあいさつした。競技が始まると、今年の同校の運動会テーマ「心あわせて ゴールを目指し 走りきろう」の通り、徒競走や応援合戦、借り物競走など、最後まで全力で取り組んだ。
午後の部の前には、同校で半世紀以上続く伝統行事「花自転車」が登場。花自転車は、ＰＴＡの父母らがカラフルなモールや風船などで自転車を飾りつけたもので、児童に限らず地域住民が運動会で何より楽しみにしているイベントだ。
大勢の保護者らが見守る中、６年生１５人が自転車に乗り、グラウンド内をさっそうと周回。勇ましく自転車をこぐ児童らの姿に、会場からは大きな歓声が起こっていた。（野口賢清）
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