遺愛女子高校(福島基輝校長)は6日、面接などで相手に好印象を与えるマナーを学ぶ講座を同校体育館で開いた。日本航空函館空港所の三浦智美さんを講師に招き、1年生228人が身だしなみやあいさつで大切なことを学んだ。
「総合的な探究の時間」の授業の一環。三浦さんは日ごろの業務で、空港では一番最初にお客さまを迎えており、好印象を与えることが重要とした。第一印象を決める要素として相手が視覚で捉えるしぐさや姿勢などが最重点とし「よい話をしても態度や言葉遣い次第で印象は良くならない」と説いた。その上で大切にしている①身だしなみ②表情③挨拶④話し方⑤立ち振る舞い⑥コミュニケーション-の6点を解説した。
身だしなみでは、おしゃれとの違いについて「おしゃれは自分のためのもの。身だしなみは時や場所、目的に応じて整え、清潔感を持たれることが重要」とし、ヘアスタイルのまとめ方も紹介した。表情では生徒代表が自己紹介し、受ける側の三浦さんが無表情よりも笑顔で応対した方が良いことを実践。あいさつは「心を開いて相手に迫るもの。相手と心を弾ませる入口」とした。立ち振る舞いでは生徒全員がお辞儀に取り組んだ。足を開く角度、体を上げる時の視線など細かく体感した。
千田このみさん(16)は「人と話す時に声のトーンを気を付けるなど、これから役立つことをたくさん学べたので、意識して実行していきたい」と話した。 (山崎純一)