道教委が募集する「北海道学び推進月間」(11月1~30日)の標語で、函館磨光小学校6年の田村渚蒼さん(12)の作品「その努力 夢を咲かせる 種になる」が渡島管内で最優秀賞を受賞した。24日、渡島教育局教育支援課の箕浦真人課長が同校を訪れ、田村さんに賞状を贈った。
道内の児童・生徒を対象に、日々の学習や読書への取り組みを促し、その楽しさや大切さを伝える標語を募集する取り組み。今年は管内から423作品が寄せられ、田村さんの作品は各管内で1作品に与えられる最優秀賞に選ばれた。
同校では6年生が国語の授業の一環として取り組み、田村さんは母の教えとして大事にしている「努力は必ず報われる」と言葉をヒントに標語を考えた。母の言葉を原動力に、これまで田村さんは水泳やピアノといった習いごとに励んできた。
受賞は4日に発表され、田村さんは翌5日に知らされたといい「一足早いクリスマスプレゼントのようでうれしかった」と笑みを浮かべ、「来年は中学生になるので、夢である看護師を目指して今のうちから勉強し、努力を続けていきたい」と意気込みを語った。
田村さんの標語はポスターとして、来年度に渡島管内の各校に配布される。(飯尾遼太)