道高文連第40回放送コンテスト(道高文連主催)が16、17の両日、函館アリーナで開かれた。最終日には5部門の成績発表が行われ、ビデオメッセージ部門で市立函館高校放送局(斉藤洸佑局長、局員7人)が優勝し、来年8月に長野県で行われる全国高等学校総合文化祭への出場権を手にした。
各地区大会を勝ち抜いてきた全道75校の総勢500人が出場。個人のアナウンスと朗読、団体のラジオ番組、ビデオメッセージ、テレビCMの計5部門で全国切符を懸けて争った。
審査発表で同校の名前が読み上げられると、局員の歓喜の声が会場に響いた。同局は今大会に向けて約2カ月間をかけて5分ほどの映像を制作。当番校業務も重なって思うように作業できない日もあったが、全局員が一丸となって補い合い、力作に仕上げた。
特に取材に力を入れて出演者の表情が伝わるような作品を心掛けたといい、斉藤局長は「関わった全員に感謝したい。細かいところまで丁寧に作ったところが評価されてとてもうれしい」と声を弾ませた。指導に当たった坂井淳顧問も「全員の力が結集した成果。全国でも高評価を得られるように頑張りたい」とほほ笑んだ。
このほか、道南勢では函館中部高がテレビCM部門で優良賞、ビデオメッセージ部門で4位を獲得。朗読部門で函館西高の菅原和馬さん(2年)が4位となった。(小杉貴洋、三好若奈)