函館市南茅部地区の一大イベント「第33回南かやべひろめ舟祭り」(実行委主催)が、9日午前9時から臼尻漁港(臼尻町)で開かれる。メインの舟こぎ競争や、いさり火パレードなど多彩なプログラムを用意している。
ひろめは、南茅部特産のコンブの呼称。祭りは6月の第2土曜に開催し、豊かな海の恵みと漁港に感謝するとともに、豊漁を祈願する。昨年は雨の影響で、舟こぎ競争、いさり火パレードとも中止しており、2年ぶりの開催となる。
今年の舟こぎ競争は6レースに32チームが出場し、漁港内の特別コースで速さを競う。大漁旗や電飾で装飾したいさり火パレードは、昼(午後0時半)と夜(同7時半)の2回で、漁師町ならではの壮観な景色が楽しめる。マコンブの詰め放題(1回500円)やマコンブ加工品の販売、マコンブだしの試飲コーナーも設ける。会場では浜鍋(1杯100円)500食の限定販売も。
また、吹奏楽演奏や郷土芸能発表会、書道パフォーマンス、よさこいソーラン、ひろめソーラン踊り、「テツandトモ」が出演するお笑いステージショー、花火がある。午後8時半まで。
問い合わせは、事務局の市南茅部支所産業建設課(0138・25・5119)へ。(山崎大和)