七飯中学校出身で関西を中心に活躍するドラマー・富成遼太さん（２４）が、２人組ポップユニット「ドートレトミシー」のサポートメンバーとして、２１日に函館、２２日で北斗でライブを行う。富成さんは「自分の音楽人生の原点でもある地域で演奏できることは、とても感慨深い。多くの人に足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
　横浜で生まれた富成さんは、７歳の時に七飯町に移住。１０歳の時にドラムに興味を持ち、七飯中吹奏楽部で本格的に演奏を開始。マーチングバンドに憧れて駒沢大学付属苫小牧高校（苫小牧市）に入学し、吹奏楽局長として活躍。１、３年時には全国大会で金賞を受賞している。
　卒業後はプロのミュージシャンを目指し、甲陽音楽学院神戸本校（神戸市）で、コンテンポラリージャズを学びながらライブ活動を開始。自身のバンド「エポールマンズ」を結成するとともに、多くの一流ミュージシャンのライブやレコーディングに参加している。今回一緒に演奏するドートレトミシーとは、数年来活動を共にしていて、今年４月にも函館でライブを行っている。
　２度目となる“地元”での凱旋ライブについて、富成さんは「前回は中学生時代の友人などの顔もあり、緊張しながらも楽しんで演奏できた。今回も自分の成長した姿をたくさんの人に見てもらいたい」と語る。
　将来は函館アリーナでも演奏してみたいと夢を語る富成さん。「さまざまなジャンルの音楽や多くの人との出会いを通じて、自分の個性を世界を広げていき『富成遼太ならではのサウンド』を目指したい」と意欲をみせている。
　２１日のライブは函館バンドワゴン（弁天町１５）を会場に午後７時から。チケットは２０００円（１ドリンク付き）。２２日はレストランアドリブ（北斗市本町５）を会場に午後６時からビュッフェ開始、同７時から演奏開始。前売り３５００円、当日３８００円（飲み物は別オーダー）。
　問い合わせは富成さん（０９０・１３８３・４００４）へ。（小川俊之）