函館市恵山地区の一大イベント「恵山ごっこまつり」(実行委主催)が2月11日午前11時から、道の駅なとわ・えさん特設会場で開かれる。ゴッコ汁を1杯400円で提供するほか、捕れたての魚介類を販売する。午後1時半まで。
函館市、えさん漁協が後援。1991年に始まり、今回で32回目。昨年は新型コロナウイルス禍で規模を縮小し開催したが、約2200人が来場。鮮魚の販売や飲食の出店数も増え、4年ぶりにフル開催する。
12月~翌年3月に恵山地区で水揚げするゴッコは、丸みのある特徴から七福神の布袋様にちなみ「ホテイウオ」が正式名称。下処理に手間がかかるが、バター焼きや甘露煮、みそなどを加えた「ともあえ」などの料理で住民に親しまれている。
えさん漁協が販売する生ゴッコや生干しゴッコ、特製焼きそば、塩水ウニのほか、戸井漁協と八雲漁協がババカレイや焼きホッキなどを販売。また、キッチンカー出店や無料のポニー乗馬体験がある。
市恵山支所産業建設課は「長年イベントを開催し、ゴッコの知名度が上がっている。多くの人が、寒い中ゴッコ汁を食べて温まってほしい」と来場を呼び掛けている。ゴッコ汁は物価高の影響で100円値上げした。購入はチケット制で、チケットは午前10時半から販売。悪天候や漁模様が極端に悪い場合は、イベント自体が中止になることがある。問い合わせは同課(0138・85・2336)へ。(竹田 亘)