函館黒船地域活性化協議会(小林一輝会長)主催の野外イベント「黒船サーカス2023」が14、15の両日、緑の島(函館市大町)で開かれる。緑の島での開催は4年ぶりで、アーティストのライブやキャラクターショー、地元ダンスチームのパフォーマンスが行われる。主催者は「函館の魅力を日本中に発信したい」と意欲を見せている。
イベントは、函館の活性化を目指して2009年に若手経営者らが実行委を発足。幕末に米国のペリー提督率いる黒船が函館に来航して新たな文化を持ち込んだ歴史になぞらえ、イベント名を「黒船」と命名して緑の島で初開催した。
その後も緑の島で開催してきたが、2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、規模を縮小して大沼公園や元町公園で開催した。今回は2019年以来4年ぶりに緑の島での大型開催となる。
2日間で2万人の動員を見込んでおり、小林委員長は「緑の島はイベントが初開催された黒船の聖地。実行委員会にとって特別な思いがある」と意気込んでいる。
ステージイベントは14日午前10時半と午後1時半のプリキュアショーを皮切りに、市民によるパフォーマンス、ダンスステージなどを繰り広げる。15日は午前10時半から仮面ライダーショー、午後1時30分からFMノースウェーブ公開収録としてEXILE SHOKICHIの特別ステージ、同2時40分からDEEPライブ、同3時半から影山ヒロノブライブと続く。
また、両日ともボルダリングやスケートボードを体験するスペースやフードコートが設置される。午前9時から午後5時まで入場無料。有料駐車場あり。問い合わせは黒船事務局(090・2059・8781)へ。(青山慎司)