函館の冬を彩る「2019はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が11月30日、金森赤レンガ倉庫前の特設会場で幕を開けた。オープニングセレモニーでは打ち上げ花火とともに巨大ツリーが輝き、訪れた観光客や市民らを魅了した。
ツリーは例年、函館市の姉妹都市カナダ・ハリファックス市からモミが贈られているが、今年はハリケーン被害のため道有林からトドマツの提供を受けた。
セレモニーは「JALベルスター」によるハンドベル演奏で幕開け。つづいてナディア・ブルジェー在日カナダ大使館首席公使、工藤寿樹函館市長、久保俊幸函館商工会議所会頭、柳沢政人実行委員長らがカウントダウンし、「メリークリスマス!」の掛け声とともにツリーが点灯。同時に花火が打ち上げられ、来場者は歓声を上げていた。
北斗市中野通の介護福祉士、佐藤勇人さん(27)は、「巨大ツリーを初めて見たのは小学2年生の時。今は幼稚園に通う子どもと来ているが、何度見ても感動する」と話していた。
イベントは12月25日まで。ツリーは期間中、午後4時半~同5時45分、同6時~同10時の2回点灯する。(神部 造)