池見石油店(函館市西桔梗町、石塚大社長)の住まいるマーケットが9月29日、同社敷地で開かれた。ペダルをこぐ発電体験、充電池にたまった電力で明かりを点灯させて、来場客を楽しませた。
1988年に同社が現在地に移転して以降、毎年開催している。「どさんこパワー」の名称で新電力にも参入しているとあって「あかりを灯そう2018」と題し、電気などエネルギーにまつわるブースを設けた。
発電体験ではエアロバイクを設置。ペダルをこぐと数十ワットの電力が生まれ、スピーカーから音楽が流れたり、扇風機が回ったりした。シャボン玉が発生する機械も連動し、子どもたちが夢中になってペダルを回していた。
夕方には発電体験で充電したニッケル水素電池を使い、150個のLEDキャンドルとイルミネーションを点灯。同社前で栽培した菜の花から菜種油を作り、火をともした。
石塚社長は「胆振東部地震の停電で、電気に関心が集まる中でのイベントになった。展示したポータブルストーブも人気だった」と話していた。(深津慶太)