第109回大沼湖水まつり(七飯大沼国際観光コンベンション協会主催、町共催)が28日、七飯町の大沼国定公園広場で開幕した。慰霊祭や灯籠流し、花火大会が行われ、霧が立ち込めた湖面と空を、淡い光が照らした。
灯籠行列は、大沼国際交流プラザを出発し、同協会の小泉真会長、中宮安一町長を先頭に約100人が参加。会場では慰霊祭がしめやかに執り行われ、参列者が焼香し手を合わせた。
午後7時ごろから灯籠を湖面に流し、初企画のスカイランタンが200個以上、一斉に空に打ち上がった。幻想的に浮かんだオレンジ色の光に、訪れた人から大歓声。札幌から函館の祖母宅に遊びに来ていた佐藤かりんさん(10)は「映画の世界みたいできれいだった」と笑顔で話していた。
29日も午後2時にスタートし、吹奏楽やロックバンドの演奏のほか、同7時からは歌手の山口ひろみさん、兵庫ケンイチさんが登場。同8時から灯籠、スカイランタン、花火の競演が見られる。(稲船優香)