函館市熱帯植物園(湯川町3)を運営するNPO法人函館エコロジークラブは15日、同園で「第15回クリスマスコンサート」を開いた。遺愛女子中学校ハンドベルクワイア、函館男声合唱団、函館市民オーケストラの3組が出演し、クリスマスソングを中心に演奏し、来園者に音楽のプレゼントを贈った。
音楽でクリスマスの雰囲気を楽しんでもらおうと、同園で毎年開催。最初に演奏した遺愛女子中ハンドベルクワイアは、大小さまざまな大きさのベルを巧みに使い、厳かな音色を会場に響かせた。団員がサンタクロースの帽子をかぶり、赤い衣装で登場した函館男声合唱団は「もろびとこぞりて」「きよしこの夜」などを声高らかに歌い上げ、クリスマスムードを演出した。
最後に演奏した函館市民オーケストラは「シチリアーノ」「組曲くるみ割り人形」などクラシックを中心に、しっとりとしたサウンドで来園者を魅了。アンコールで披露した「天国と地獄」、コンサートを締めくくった「はこだて賛歌」では来園者が手拍子で盛り上がり、音楽で一足早いクリスマスを楽しんだ。(飯尾遼太)