今年3月から函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)でショーを開いている現役高校生漫才コンビ「ダブルグッチー」が4日、宮城県で開かれる「ハイスクールマンザイ2019」準決勝戦前最後のショーを開き、同大会での優勝を誓った。
同コンビの水口勝心君(17)と木戸口育未君(17)は函館稜北高校3年で、昨年大阪府で開かれた「ハイスクールマンザイ2018 H―1甲子園」で準優勝を獲得。同施設は高校生漫才の頂点ともいえる大会での優勝を目指す2人を応援し、経験を積む機会を提供しようと、3月から6回にわたって同施設主催で応援ショーを開いていた。今年の大会は13日に宮城県名取市で準決勝となる北海道・東北エリア大会を経て、25日に大阪市のなんばグランド花月で決勝戦が行われる。
ショーでは同コンビ定番のしゃべくり漫才のネタを3種類披露。登場から締めの「もういいわ」まで、多くの笑いと拍手が沸き起こった。
また、ゲストとしてフラダンス教室「フラ オハナ アロヒ ヤマモト」が登場したほか、ミニコーナーとして用意されたツッコミのセリフをツッコミ役の水口君に言わせるために、木戸口君がアドリブでネタを振る「ツッコミセリフを引き出せ!」というゲームも用意され、大いに盛り上がった。
さらに、同施設は2人への応援ムービーを用意したほか、今までのショーに訪れた約700人から寄せられた約300件の応援メッセージをまとめた1・7メートル×1・2メートルの横断幕を贈呈。「ずっとやって来たことを忘れず頑張りたい」と話す木戸口君と「優勝して凱旋公演を開きたい」と話す水口君に、観客とスタッフは「絶対優勝してきて」と熱いエールを送った。
別の会場でショーを見て訪れたという吉田憲一さん(79)は「親族に(稜北高校の)卒業生がいるので親近感を持った。さわやかで素晴らしかったので、ぜひ大会も頑張ってほしい」と話していた。(伊藤 尚)