函館市内をロケ地にスマートフォンで映画をつくるワークショップ「2日で映画を作って上映会」が、来年1月12、13の両日、午前11時から、函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)で開かれる。函館が舞台の映画「きみの鳥はうたえる」を手掛けた三宅唱監督を招き、若者を対象に映画製作を身近に感じてもらう。申し込みは12月30日まで。
函館市民映画館「シネマアイリス」(菅原和博代表)とシエスタハコダテの共催。8月に同会場で開かれた同作品の公開記念パネル展を契機に、三宅監督とGスクエアの仙石智義センター長が「函館の若者に夢を与えたい」と意気投合して実現した。
両日とも参加できる函館近郊在勤か在学中の13~29歳が対象。12日は三宅監督が講義を開き、役者や撮影、脚本など各担当を決めて3つの製作グループをつくる。仙石センター長は「年齢が離れた製作者同士で生まれる化学反応にも期待したい」と話す。13日は映画を完成させ、同映画館で上映会を開く。
シエスタハコダテを運営するSPC函館本町開発の岡本啓吾さんは「函館が“映画の街”と呼ばれ、若い世代に誇りを持ってもらえるきっかけになれば」、菅原代表は「三宅監督の独特な編集技術を間近で見られるめったにない機会。上映会には友人や家族も誘って」と呼び掛ける。
定員20人。筆記用具やスマートフォン、デジタルカメラなどは各自持参。応募用紙に必要事項を記入して同会場に持参かファクス(0138・35・4010)で申し込む。用紙はGスクエアや市役所などで取り扱っている。(柳元貴成)