新型コロナウイルスのワクチンを保管するための超低温冷凍庫(ディープフリーザー)が、国立病院機構函館病院(加藤元嗣院長)に設置された。ワクチンは今月中旬以降に納入される見通しで、臨床研究のため同院では、職員への先行接種に向けて計画を進めている。
ディープフリーザーは高さ95センチ、奥行き49センチ、幅64センチ。ファイザー製のワクチンは零下75度で保管する必要があるため、5日、同院に搬入された。15日にも厚生労働省が正式に承認後、ワクチンが配送される。
同院では、事前に職員に接種への協力を求めており、ワクチンが届き次第、接種を開始する予定。20日頃には1度目の接種を終えるよう見込んでいる。
今後、供給拠点となる函館市内の医療機関などにも冷凍庫が設置される予定で、接種に向けた本格的な準備が始まる。(木村京子)