舌に残る素材の風味と上品な甘さ 観光地・函館に新しい土産品が誕生
函館ブランドの新しい顔として登場した「函館いも羊羹 紅あずま」は老舗和洋菓子店「はこだて柳屋」と函館空港ビルデングなどが共同開発、試行錯誤を繰り返し半年掛かりで完成させた。同店は昭和24年創業、これまでにもさまざまな和洋菓子を生み出し、今年11月から本店でケーキ販売を再開した。希少な道南産サツマイモ「紅あずま」を原材料に、ザラメの一種の中ザラ糖を使って風味を引き立て、しっとりとした食感の中に上品な甘さを閉じ込めている。琥珀のような透明感は、練る時の徹底した温度管理のたまもの。「大納言入り」は大粒で良質の道南産大粒小豆を使用し異なる味わいが楽しめる。レトロ感あるパッケージもかわいらしく、空港などでも注目を集めている。函館土産に、また、ゆったりとした時間にふさわしい逸品だ。
(ハコラク 2019年1月号掲載)
和洋菓子はこだて柳屋本店
函館市万代町3-13
☎0138-42-0989・0138-40-0990
8:30~20:00
無休 P有り