不動産業のLivmo(リブモ、東京都港区、鈴木涼介社長)は、函館市本町25の五稜郭ビル6階に「くらしホテル Hakodate」を2日にオープンした。「旅と日常をゆるやかにつなぐ」をコンセプトとした全3室のホテルで、飲食店を併設し、宿泊客と地元の人々が交わる空間づくりを目指す。
同社は都内を中心にホテルや民泊事業を手掛けており、函館での事業展開は初めて。函館出身の源侑輝会長(37)が「地元に貢献したい」との思いで開業にこぎつけた。
客室はファミリーキングルーム(43・8平方メートル、定員4人)とキングルーム(23・8平方メートル、30・4平方メートル、各定員2人)の計3室。いずれもキングサイズのベッドを備えたほか、アメニティーも地元の産品をそろえた。リピーターやインバウンド客を主要ターゲットとしており、中華圏で紫色が「神聖な色」とされていることを踏まえ、紫色をインテリアに取り入れているのも特徴。
併設する飲食店「あんみつと小料理 夜のはこだて」では函館近郊の農家の野菜を使った小料理や、道産小豆を使った「シメあんみつ」などを提供する。また、観光地以外で地元住民がお薦めするスポットを「函館関係案内所」として紹介。ホテルから徒歩や市電で行ける飲食店などを、現段階で30店舗ピックアップしており、今後も増やしていく方針。
源会長は「移住促進に向け、中長期のロングステイにも対応している。泊まるためのホテルではなく函館で暮らす感覚で、函館にもう1回来たくなるような空間にしたい」と話している。
料金は4人部屋が1室2万5000円、2人部屋が同1万5000円(税込み)。飲食店の営業は午後7時~同11時(日曜定休)。予約は二次元コードを参照。(千葉卓陽)



