道南もんじゃ焼き店の草分け的存在として
鉄板を囲む楽しさを届ける
道内でまだもんじゃ焼きになじみがなかった40年前、本場東京で修業した吉岡徳男さん、弘子さん夫妻が函館市本町で創業した「もんじゃ焼千景」。当初は、もんじゃ焼きを食べず嫌いする人も多かったが、味を知りファンになる人が増えるにつれ評判が広がり、1994年に時任町へ移転した頃には、席が足りなくなるほどにぎわうように。現在は3年前に他界した徳男さんに技を学んだ長男の秀晃さんと母子2人で厨房に立ち、要望があれば各席の鉄板を巡り最適な焼き方を披露している。
キャベツは食感良く包丁でこま切りし、生地に使うダシはコンブとカツオ節から丁寧に取り、混ぜ込む長芋も厳選。手間暇掛けたメニューはもんじゃ焼きだけで45種類。オリジナルの「松前づけもん」は、クツクツ煮立つ生地を小さなヘラで鉄板に押し付けて作った焦げ目を頬張ると、凝縮された松前漬けの甘ダレとダシの旨みが楽しめ、香ばしさも相まって食べる手が止まらない。「何年食べていてもうちのもんじゃはおいしいなと思う。物価高で大変ですが、ポイント還元サービスもあと2年は続けたい」と、たゆまぬ味へのこだわりでお腹も心も満たしてくれる。
(ハコラク 2026年5月号掲載)
もんじゃ焼 千景
函館市時任町2‐5
☎0138‐55‐4155
17:00~22:00(21:00L.O)
水曜定休
禁煙
P有り




