ツルンとした葛切りに上品な後味の
 黒蜜を付けて本格的な抹茶を一服
 「茶房かげさわ」は、街の人がくつろげる場をつくりたいと、2003年に景澤呉服店内に併設してスタートし、現在は景澤富佐子さんが先代から引き継いでいる。茶釜で沸かした湯で淹れるコーヒーや紅茶、自家製梅シロップの「梅ジュース」、スイーツなどを用意し、穏やかな時間を提供。「くずきり・抹茶セット」(1200円)は、厳選した葛切りと黒蜜を京都から取り寄せ使用。葛切りのもっちりとして滑らかな食感を生み出すため、手間を惜しまず、水に3時間さらし、注文を受けてからゆでて蒸らし氷水で締めるという。葛切りを食べ終わったタイミングで点てて出される抹茶を一口含めば、舌に残る黒蜜の甘さと抹茶のほろ苦さが口の中で引き立て合い、清々しい余韻が広がっていく。
(ハコラク 2025年11月号掲載)
茶房かげさわ
函館市駒場町6‐16‐103(景澤呉服店内)
 ☎0138‐32‐9770 
10:00~18:00
※12~4月は17:00まで 
木曜定休 
禁煙 P有り
					
				
							        
							        
							        
					
  				


