建物の資産価値を守る技術職の魅力を次世代へ
「シールドアクト」は、外壁の目地や建具周りの隙間を、シーリングと呼ばれる防水材で埋め、建物の防水性や気密性を確保する防水工事会社。ベランダや屋上の防水はもちろん、雨や風雪、紫外線からの建物の保護、ゴムのような弾力を持つシーリング材の性質から耐震補強も担い、一般住宅から公共施設まで、幅広い建物を支えている。
大工への憧れからおじが経営する建設会社で働き、防水工事の技術を学んだ今野靖晃社長は「一般の方には知られていませんが、建設業では必要不可欠な仕事。建物の色に合わせてシーリング材を調合したり、仕上げに使うヘラを手作りしたり、指先の器用さや繊細な感覚が求められる技術職なので、突き詰めるほどに面白い」と、札幌の防水会社でも12年間勤務。2014年に“確実に守る”という意味を込めた社名を掲げ函館で独立した。
防水工事は施工場所やシーリング材の種類によりさまざまな施工方法があり、今野社長が持つ国家資格の一つ「一級防水施工技能士」は最短で取得に7年かかる。工事に建築知識が必要な場面も多く、普段から建物を見て勉強するという。「業界の高齢化が進んでいるので、職人も育てていかないと。重いものを持つ作業が少ないので女性も活躍しやすい職種だと思います」と、従業員の育成にも力を入れる。「家はお客様にとって一生に一度かもしれない買い物。丁寧に安全にをモットーに、一軒一軒を自分の家と思って施工したい」と、常に感謝を胸に現場に向かっている。
(ハコラク 2026年1月号掲載)
株式会社 Seal Do Act
函館市神山3‐56‐14
☎0138‐87‐2731



