「料理で人を笑顔に」 幼い頃の決意を今も変わらず持ち続ける
テイクアウト専門店「やきそば杏梨」は、函館市湯川町にある「函館中華レストラン杏梨」の姉妹店。スタンダードなソース味から花椒を利かせた「四川麻婆豆腐」をあんにした変わり種まで7種類の味の焼きそばを主役に、ギョーザなど本格中華のサイドメニューも用意。市内中華料理店で20年近く腕を磨いてきた店長の丸井雄太さんが、注文が入るたびに強い火力で手早く調理し、できたて熱々を届けている。
丸井さんが料理人を目指すきっかけは小学生の頃。母が病気で倒れ、仕事で不在気味だった父に代わり、近所に住む祖母ときょうだい3人で力を合わせ生活していた。「祖母に教わり作った初めての料理に家族が喜んでくれた。自分の料理で人の心を満たしたい」と、高校卒業後に市内にあった調理師専門学校へ進学し和食を学んだ。卒業後ホテルの日本料理店で働くうちに、和食とはまた趣の違う調理方法に興味をひかれ、中華料理人に転身。専門学校時代の同期で、前の職場で同僚だった「杏梨」の佐々木良太代表に誘われ、今年8月「やきそば杏梨」を任された。小さなプレハブを最大限に活用して準備万端にし、隙間時間には来店客の声を生かし、限られたスペースの中での段取りも考えながらメニューを考案する。12月からは新メニューも登場。「気に入って1日3回も来店してくれた人がいました。お客様の喜ぶ顔を見ると、料理人を目指した原点に立ち返り、より頑張ろうと思える」と笑みを深め、今日も真摯に料理と向き合っている。
(ハコラク 2026年1月号掲載)
やきそば 杏梨
函館市富岡町1‐46‐14
☎0138‐78‐1546
11:30~20:30
木曜定休
P有り
キャッシュレス決済利用可



