築100年の土蔵でハイカラなお茶の時間を
護国神社坂沿いで、黒漆喰の外壁が目を引く2棟の土蔵は、1905年、宝来町が〝蓬莱町〟と呼ばれた時代に入村質店が建てた質蔵。21年に増築した正面左側の土蔵は82年に質店の屋号を引き継ぎ、「茶房ひし伊」として新たな歴史を刻んできた。
大正期の柱や梁がそのままに残る開放的な吹き抜けに、函館山の景色が見える蔵特有の小さな窓…。時間が止まっているような、心落ち着く静かな空間で味わえるのは、入村里奈枝店長が一つひとつ手を掛けて用意するスイーツや軽食。和の器を彩る「白玉抹茶クリームあんみつ」は、粒とこし両方の良さが出るよう炊いた豆の風味豊かなあんがたっぷり。注文を受けてから茹でる白玉は、やわらかく口当たり滑らかで、自家製の黒蜜を掛けて味わえば、あんや抹茶アイスと織りなす甘みのハーモニーが口いっぱいに広がる。「ほうじ茶パフェ」は、生クリームやあんの下に、ほうじ茶アイスや手作りの黒糖ゼリーが折り重なり、味の移り変わりも楽しく、のんびりと甘いひとときに浸らせてくれる。
(ハコラク 2024年3月号掲載)
茶房 ひし伊
函館市宝来町9‐4
☎0138‐27‐3300
11:00~17:00
(16:30L.O)
水曜定休
禁煙 P有り



