【知内】町は17日から、ふるさと納税の返礼品に、特産品のニラ「北の華」(JA新はこだて)を追加した。来年4月末まで寄付を受け付け、3~5月順次発送する。20束入り(寄付金額7000円)、50束入り(同1万6000円)の2種類を「ふるさとチョイス」など7つのポータルサイトで取り扱う。(佐藤由紀彦)
町のニラは、肉厚で葉幅が広く、甘く柔らかいのが特徴。全道一の生産量と品質を誇り、日本農業賞(銀賞)をはじめ数多くの賞を受賞している。
ニラを生産する知内町ニラ生産組合(北島道男組合長、組合員69戸)は、昨年には過去最高の2015トン(出荷額15・6億円)を出荷するなど生産量が年々増加している。
発送時期を限定し、冷蔵で配送するなど、ポータルサイト運営会社と配送方法の調整がついたことでふるさと納税ポータルサイトへの掲載が実現した。
寄付金の使い道は、将来を担う子ども達の文化・スポーツ振興のための費用、基幹産業の1次産業の活性化のために使われる。
町政策調整課では「知内のニラは風味豊かで、おひたしや炒め物など、料理にも合うのでぜひ食べてほしい」とPRしている。