演劇を基礎から学ぶことができる市民演劇体験講座「一陣の風2020」は、新年度からの受講生を募集している。4月16日から12月10日までの9カ月間、全36回の連続講座で、修了公演に向けて舞台作品をつくり上げる。
演劇ユニット「演劇ユニット41×46」を主宰する館宗武さん(45)が2017年から開催し、今年で4年目。指導者は、館さんと同ユニットの俳優、庭田育美さんで、共に舞台演劇やミュージカルなど、専門的な知識を学んだ経験を地域の演劇シーン活性化につなげようと取り組んでいる。
連続講座の形式で取り組んだ昨年は中学生から70代までの幅広い年代の11人が集まった。未経験者も多く、姿勢や立ち方、発声など基礎から学び、12月には函館コミュニティプラザ(Gスクエア)で修了公演を開催した。館さんは「きちんとした形で演劇を学べる場所がない。演劇への第一歩を踏み出してもらいたい」と参加を呼び掛ける。
対象は中学生以上で、演劇経験は問わない。中学・高校生は保護者の同意が必要。定員は20人で、締め切りは今月31日(先着順)。参加料は一般1万8000円、学生9000円で月額払いも可能。4月16日以降、毎週木曜日の午後7時半から同9時半まで、市青年センター(千代台町)を会場に開催。問い合わせは館さん(090・6216・1459)、(butaibaka4416@gmail.com)へ。(今井正一)