7月30日に急死した無敗の三冠馬ディープインパクトをしのぶ献花台と記帳台が3日、函館競馬場に設けられた。競馬ファンが手を合わせたり、花を手向けたりして在りし日の雄姿に思いをはせた。
ディープインパクトは史上最多タイのGI7勝を挙げ、2006年の引退後は種牡馬として実績を残した。献花・記帳台は入場門近くの1階コンコースに設置。モニターでは過去のレースの映像を流している。
深堀町の無職男性(64)は「武豊騎手はむちを入れなかったのに、直線に入ってからの強さが桁違い。まるで別の馬と違うエンジンを持っているようだった。『ご苦労さん』と声をかけてあげたい」と悼んだ。
10日からはレースを振り返る年表や写真の追悼展示が加わる。献花・記帳台と展示は9月1日まで(競馬開催日)。(稲船優香)