【七飯】冬の大沼を楽しむ一大イベント「第52回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)が3日、大沼公園広場で開幕した。全長約20メートルの「ジャンボ滑り台」や雪像などがお目見えし、家族連れらの笑顔が広がっていた。4日まで。
滑り台は湖の氷を切り出して作ったもので、約5メートルの高さから一気に滑り降りる。4レーン整備され、「せーの」の声に合わせて友だちと同時にスタートしたり、親子一緒に風を切ったりしていた。隣にはチューブ滑り台も用意され、順番待ちの列が途切れることはなかった。
アジアからの観光客の姿も多く見られ、地元小中学生らが作った雪像や函館アイスカービングクラブ制作の氷の彫刻に向かってしきりにカメラのシャッターを押していた。
滑り台は28日まで無料で利用可能。七重小学校3年の石澤結花さん(9)は「イベントは毎年来ているけれど滑り台は特に楽しい」と笑顔だった。(蝦名達也)