来年の干支、戌(いぬ)年を前に、犬たちもおしゃれに変身-。函館市内のペット専門の美容室は、飼い主が新年をきれいな姿で迎えさせようと、連日多くの犬のトリミング作業に追われている。
ラブリードッグ(東山1)では、年末年始にかけて通常の2~3倍となる1日30頭程度の予約が入り、30日もスタッフがシャンプーやカット、爪切りなどを丁寧に行っている。トリミング作業に慣れた犬たちも多く、トリマーの心地よい手つきに気持ちよさそうに目を閉じる姿も見られた。
森内潔社長は「飼い主によっては毎月トリミングしている犬もいるが、特にクリスマス前から年始にかけて集中する。これから飛び込みで予約が入ることもあるので、まだまだ忙しくなりそう」と話す。
同店では犬用のおせちなども扱っているが、「最近は小型犬を飼う割合が増えているので、好物を少量ずつ詰め合わせたセットが人気」とのこと。
また併設のペットホテルについて森内社長は「新年を家族でホテルなどで過ごすために一時的に預けるケースが多い。現時点では年末年始にまだ空きはあるが、早いうちに予約してもらえるとありがたい」と話している。(小川俊之)