函館マラソン大会実行委が、7月2日開催の「2017函館マラソン」を盛り上げるため、1月20日~2月6日に行ったフェイスブック(FB)キャンペーンで、予想をはるかに上回る846件の応募があった。エントリー料金(フル9000円、ハーフ5000円)が無料になる当選者(10人)は約80倍の高倍率に。13日午後9時の募集開始に向け、実行委はあの手この手のPR作戦を展開している。
函館マラソンは昨年、北海道新幹線開業を記念しフル化を実現。全国から約8000人がエントリーした。今年もフル、ハーフを同時開催する。
フェイスブックでの申し込みは、当初300件を予想していたが「食もマラソンも制覇する!」などのメッセージとともに大きな反響を呼んだ。
13日のエントリー開始を前に、1月下旬には大会の案内文書と実施要領のほか、お礼の気持ちを込めて限定ピンバッジ(非売品)を昨年の大会へのエントリー者8000人に送付。ピンバッジが届いたことに対し「粋な計らい」などと驚きや喜びのツイートが多く寄せられ、大会への参加意欲につながったとの声もあった。実行委ではバッジを付けた帽子をかぶり、大会への参加を呼び掛ける。市教委生涯学習部は「昨年の悪天候と運営上行き届かなかった点を反省し、今年は頑張るよというメッセージを込めた」と説明する。
市役所本庁舎1階の市民ホールには17日まで、今年の大会のポスターを計52枚掲示。終わったら撤去し、同ホールに6月末に再度張り出す。その後千代台公園内にも張り、当日のお迎えに使う。
このほか、JR北海道の車内誌2月号に募集広告を掲載したほか、首都圏と道内、東北新幹線の主要駅にポスターを掲示中で、アピールに躍起だ。
市教委フルマラソン担当は「13日に多くの皆さまのエントリーを目指す。さまざまな取り組みを進めていきたい」としている。(山崎大和)