函館市が設置するJR函館駅前の屋内遊具施設「大門キッズスタジアム」(若松町、棒二森屋アネックス館6階)が19日、閉所した。10月15日からは、駅前の再開発ビル「キラリス函館」で、新しい子育て支援施設「はこだてキッズプラザ」として再スタートを切る。
「大門キッズ―」は、駅前地区の活性化や子育て支援を目的に、2010年7月、旧WAKOビル5階に開設。同ビルの再開発に伴い13年6月、現在の場所に移転。ボールプールやウオールクライミング、知育玩具などが設置されており、子どもが安心して遊べる場所として、年間約7万人が利用。今年6月には累計来館者が40万人を突破した。
新施設の「はこだてキッズプラザ」は、NAアーバンデベロップメント(函館市若松町)、こどもクラブ(札幌)、ソニーPCL(東京)の3社が指定管理者となり、これまでのスタジアム機能のほか、専任の「子育て支援コンシェルジュ」を配置し、子育てに関する情報提供や悩み相談などに応じる。
「大門キッズ―」の運営スタッフ全7人は新施設でも継続して働くという。チーフの玉井志津香さん(41)は「7年間、キッズスタジアムで培ってきた経験を生かし、新たな気持ちで、より親子のコミュニケーションを深められるような施設をつくっていきたい」と話している。(金子真人)