臥牛山5月8日・飲酒運転ダメゼッタイ
五稜郭公園や函館公園のサクラも散りごろを迎え、大型連休中に花見を堪能したという市民も多いことだろう。花見よりもお酒が楽しみな人もいるはず。しかしそういう時に〝悪魔の心〟がひたひたと忍び寄る▼道内各地で、酒気帯び運転による交通事故が頻発している。花見で酒を飲んだ帰りに「この程度なら大丈夫だろう」という軽い気持ちでハンドルを握って人身や物損事故を起こし、アルコール呼気検査で飲酒が判明。取り返しのつかない事態になる▼お酒に強いと自覚している人であれば、自分ならこのくらいなら…という過信が起きやすい。そして飲んだ場所から自宅が遠いと、タクシーや運転代行を使って帰宅するのが面倒に思えたり、代金がもったいないと感じたりする▼アルコール医学協会によると、酒を飲んで運転すると動体視力が落ちるため、路上や人の動きの見極めが遅れる。なおかつ理性も失われているため、運転に必要な判断力も低下すると指摘。それゆえ、スピードも出やすい▼大人数での花見や宴会の際には、必ずハンドルキーパーを確保しておくことが重要になる。「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」。使い古された標語だが、毎日の生活の中であらためて徹底したい。(C)