臥牛山4月5日・防犯の目を光らせよう
西部地区からともえ大橋を通って港町に通勤する。朝は、函館朝市を訪れる団体客の観光バス駐車場が混んでいるかを確認。今は横津岳周辺や駒ケ岳の雪が少しずつなくなり、春の到来を感じながら出勤する▼帰りは、函館駅周辺からベイエリア方面でホテルの宿泊状況を見る。冬は真っ暗な建物を多く感じていたが、近年は冬花火などイベントの充実や外国人観光客が多いためか、部屋の電気が多くついている。その輝きがうれしく見える▼最近、帰る時に寂しく感じる時間がある。8番ホームで寝台列車が見られなくなったからだ。何度か乗車した「北斗星」を「もう1回乗る」と思いながら見ていたのは、すでに半年以上前のこと。憧れだった「カシオペア」も、もう見られない▼さらに先日午前0時半ごろ、ホームの明かりが消えていて不気味に感じた。「はまなす」が走っていた時はついていたが、もうブルートレインは来ないから。知人は「時代だから仕方ないね」とつぶやく▼北海道新幹線が開業し1週間が過ぎた。夏は夜景を見終わった観光客が深夜でもまちを歩き、楽しむことを求める。市内では、くれぐれも防犯の目は光らせてほしい。暗くなった駅を見てあらためて感じた。(R)