道南いさりび鉄道(小上一郎社長)が26日にお披露目する新色車両の試運転が14日、JR北海道五稜郭車両所から有川桟橋へと続く線路上で行われた。雨の中、深い緑色に塗装された車体がゆっくりと動き出し、関係者らが車両の点検などを行った。
この日現れた新色車両は、道南の豊かな緑を象徴するような深い緑色がベースとなっており、側面には銀色のラインで函館山が描かれていた。車両はゆっくりと線路上を往復し、本格的な運用開始に備えていた。
新色車両は26日の試乗会で出発式を行った後、函館―木古内間を往復する予定。なお試乗会の参加申し込みはすでに締め切っている。
同社は昨年7月にも、オレンジ色をベースに春から初夏にかけて、沿線に咲く花をイメージした山吹色の車両をデビューさせており、鉄道ファンのみならず多くの利用者から好評を得ている。(野口賢清)