大手フリーマーケットアプリ「メルカリ」が各地の隠れた土産品の全国区デビューを後押しするウェブ投票企画「インディーズ土産 全国デビューへの道」に、北海道代表として函館市万代町の和洋菓子店、はこだて柳屋の「いかようかん」が出品されている。ウェブサイトで今月11日まで投票を受け付けており、若杉隆之専務は「ぜひ地元・函館の皆さんにも応援してほしい」と呼び掛ける。
いかようかんは函館名物のイカをモチーフに、コーヒー味のあんで求肥(ぎゅうひ)を包み、さらにようかんの生地をコーティングした菓子で、同店で約20年前から1日50個限定で販売している。道代表として今年6月末にウェブ投票企画を担当するPR会社から出品の誘いがあり「多くの人にいかようかんを知ってもらいたい」(若杉専務)と参加を決めた。
企画には都道府県から1品ずつ、菓子や調味料を中心に各地の特産品を生かした47品が出品。特設ページでは1品につき1日1票まで投票でき、投票数1位の土産にはミュージックビデオ風のウェブCM制作の特典が用意されている。
若杉専務は「コロナが収束したら、いかようかんを目当てに函館に来てもらえたら」と期待する。企画の特設サイトへのアクセスは各種ポータルサイトなどで「インディーズ土産」で検索する。(飯尾遼太)